1950年代にR&Bレコード・チャートへ5曲のNo.1ヒットを送り込み、“リズム・アンド・ブルースの女王”と呼ばれたヴォーカリスト、ルース・ブラウン。
1949年のデビュー曲「ソー・ロング」こそボビー・ハケット（cor）やエディ・コンドン（g）ら中間派とのレコーディングだったが、その後はアーメット・アーティガンの協力の下R&Bテイスト溢れるナンバーをヒットさせ、アトランティック・レコードの社屋が立派になったのは有名な話。
本作『’65』はR&Bとスタンダード・ナンバーで構成した内容で、1964年12月に録音されたMainstreamへの唯一のリーダー作。
クラーク・テリー(tp)、アービー・グリーン(tb)、ローランド・ハナ、ハンク・ジョーンズ(p)、バリー・ガルブレイス(g)、リチャード・デイヴィス(b)らオールスター・ジャズマンが参加したピーター・マッズのオーケストラをバックに女王ルース・ブラウンがパワフルに、時には女心を繊細に表現する大傑作！