チャールズ・カイナード

ウォガ

ウォガ
  • 録音年:1972
  • チャールズ・カイナード(org)
    アーサー・アダムス(g)
    チャック・レイニー(b)
    ポール・ハンフリー(ds)
    ジョージ・ボハノン、デヴィッド・ロバーツ(tb)
    ジェイムズ・カークナー、ジェローム・ラッシュ(tp,flh)
    リチャード・フリッツ(arr)

トラックリスト

01. リトル・ゲット・ボーイ
02. ホット・ソース
03. ライム・トゥウィグ
04. スォップ・ジャー
05. ロック・スティディ
06. ネーム・ザ・ミッシング・ワード
07. 愛は面影の中に
08. シャウト

アルバム解説

1971年にメインストリームと契約3枚のアルバムを制作するオルガン・プロフェッサー、チャールズ・カイナード。
本作『ウォガ』はロサンゼルスで1972年に録音された作品で、チャック・レイニーやポール・ハンフリーらグルーヴ職人の参加が光る2作目のスタジオ・アルバムだ。
1970年代に入るとそれまでもてはやされていたソウル・ジャズ作品も乱発気味となり以前ほどシーンの活気がなくなってしまう。
名門レーベルに変わってソニー・レスターのグルーヴ・マーチャントやプレスティッジのプロデューサー、ドン・シュリッテンが興したミューズなど振興レーベルは往年のソウル・ジャズ・スタイルのオルガン・ジャズ作品をリリースし続けたが、1960年代半ばのような盛り上がりがあったとは言い難い。
ブーガルー・ブームに乗って同じような内容の作品を乱発したのも原因の一つで、メインストリームやグルーヴ・マーチャントら後発レーベルは続々とヒット狙いのポップ・オルガン・ジャズ路線の作品をリリースして行く。
カイナードの本作もその流れに乗った作品の一つだが、冒頭からダニー・ハサウェイの「リトル・ゲットー・ボーイ」やアレサ・フラクリン「ロック・スティディ」、ロバータ・フラック「愛は面影の中に」などソウル・ヒット作品を積極的にカバー、万人受けする内容に仕上がっています!

  • 2024年最新リマスター
    期間限定価格
    ¥1,000+税
  • 品番
    UVMS-10063